インデックスページへ戻る

リンパ節転移

担がんリンパ節郭清による肺転移誘導マウスモデルの作製

best
演  者:
堀江 佐知子1、森 士朗2、小玉 哲也1
所属機関:
1東北大学・大学院医工学研究科・腫瘍医工学分野、2東北大学・病院・歯科顎口腔外科

多くのがん症例においてリンパ節転移に対してリンパ節郭清術が常用されている. しかし, 術前にPETやCT などの画像診断で遠隔転移が検出されていない症例において, リンパ節郭清術後の比較的早期の段階に遠隔転移が検出される事例が報告されている. われわれは, ヒトのリンパ節と同等の大きさである短径約10 mmにリンパ節が腫脹する近交系マウスMXH10/Mo-lpr/lprマウスを樹立することで, 生体発光画像解析法でタイムゼロからリアルタイムでリンパ節転移過程を評価できるリンパ節転移モデルを開発した. 本リンパ節転移マウスを用いて, 肺細動脈に生着している腫瘍細胞がリンパ節郭清後に活性化し, 肺転移病巣が増大する過程をリアルタイムで解析できる肺微小転移活性化モデルマウスを作製した. 本発表では, この肺転移誘導活性化マウスモデルを紹介する. 本マウスモデルより, リンパ節郭清による微小遠隔転移病巣活性化の機序が解明され, 新しい転移がん治療概念の創出および予防法または診断法の開発に繋がるものと期待される.